コンパートメント症候群
コンパートメント症候群
複数の筋肉がある部位では,いくつかの筋ごとに,骨,筋膜,筋間中隔などで囲まれた区画に分かれて存在する。その区画のことをコンパートメントという。
骨折や打撲などの外傷が原因で筋肉組織などの腫脹がおこり,その区画内圧が上昇すると,その中にある筋肉,血管,神経などが圧迫され,循環不全のため壊死や神経麻痺をおこすことがある。これをコンパートメント症候群という。
とくに多くの筋が存在する前腕,下腿や大腿部で起きやすい。
骨折や打撲だけではなくランニングやジャンプなどの激しい運動によってもおこりうる。強い疼痛が特徴であり,他に腫脹,知覚障害,強い圧痛などがみられる。処置が遅れれば筋肉壊死や神経麻痺をおこす。筋区画内圧が40mmHg以上であれば,筋膜切開(減張切開)が必要となる。
https://www.jaam.jp/dictionary/dictionary/word/1113.html
参考
<コンパートメント症候群とは(区画症候群)>
手足の筋区画(四肢で膜状組織に囲まれた閉鎖区域=コンパートメント)の内圧が上昇し、痛みを引き起こすもの。急性コンパートメント症候群は、骨折や手術の後などに発症し、短期間に重篤な症状が現れ、緊急の対応が求められる。
一方で、慢性コンパートメント症候群は、運動を無理に続けたり、過度に行ったりすることで徐々に発症する。
慢性の場合は、練習内容などを見直すことで、症状を改善できることが多いとされている。
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